酵素栄養学考
巷には「酵素栄養学」なるものがあるようですが、
名前からして非科学的です。
なぜならば酵素はそのほとんどがタンパク質であり
消化、吸収される際にはアミノ酸にまで分解されるからです。
つまり栄養学的には肉であろうと小麦のグルテンであろうと
酵素であろうとタンパク質だからです。
酵素だけは特別であるというおとぎ話をいろいろ用意
しているようですが、それらもまた非科学的です。
生きた酵素、加熱して死んだ酵素という話がでてきますが
酵素はもともと生合成された化学物質であり生命では
ない生き物ではないので死ぬことはできません。
このトリックはタンパク質が一般に熱に弱く、その立体構造が
変化し活性を失う変性を起こしやすいことを利用したものの
ようですが、変性と死は科学的には別物です。
それに立体構造に変化があっても一次構造である
アミノ酸の配列やアミノ酸自身には変化はないので
分解して再利用が可能です。
さらに変性は熱意外にも酸や塩基、アルコール、重金属
イオンによっても起こりおもな反応は凝固で不可逆的な
反応です。
この性質を利用したのがマヨネーズです。
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