2005年7月14日 (木)

日本の伝統的インテリアその3

一昔前までは、夏の風物詩と

して蚊帳というものを夜になると

吊ったものでした。

江戸でも蚊帳は、高価なもので

あったが必需品であったようで、

周辺の農村の人たちが江戸では

夏に青い畳の上で蚊帳を吊って

寝ていたことをうらやましがった

ようです。

まあ、夜の蚊というのは非常に

不快なもので、寛政の狂歌に

世の中に蚊ほどうるさきものはなし

文武というて夜もねられず

というのがあるます。

実は、サランラップも第二次大戦中、

マラリア蚊をふせぐための蚊帳の

材料として開発された、ポリ塩化

ビニリデンに可塑剤を混合して

練り上げフィルムにしたもので、

大戦後、あまり用途がなかった

ものを、製造会社の職長を

していたラドウィックとアイアンズの

奥さんたちがレタスの梱包などに

使えるというアイデアをだし、

食品梱包用のフィルムとして

ダウ・ケミカル社が商標名に

二人の奥さんの名前サラ(Sarah)と

アン(Ann)からサラン(Saran)という

名前をつけたそうです。

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2005年7月12日 (火)

日本の伝統的インテリアその2

日本の明かりに、行灯(あんどん)

というものがありますが、この行灯

室内用では、据え置き型のものが

一般的で、上からつるすタイプの

ものはあまり見かけないようです。

なんでだろうと思っていたら、

伝統的な日本家屋では、雨を

防ぐために、屋根が大きくひさしが

長いので、外部の光は上からでは

なく、庭に反射した光がしたから

入るように工夫されているからだ

そうです。

また、開口部が広いのも多くの

光を取り入れるためだそうです。

そう考えると、障子というものは、

内部を見せないためのものではなく、

光を効率よく乱反射させるための

ものなんですね。

だから白い和紙を張って、定期的に

新品の和紙に張り替えるんですね。

だから、夜も日本のインテリアは

直接照明ではなく、間接照明で

照らすんですね。

フランク・ロイド・ライトの建築は日本的

であると、彼の建築を愛する日本人は

多いのですが、ライト自身はゴッシク

建築に影響を受けたので、彼の

建築はあくまでも上から差し込む

光を取り入れたものだそうです。

ゴチックといえば、nenpiroは内部の

ステンドグラスよりも、外部に

露呈したフライングバットレスと

いう恐竜の骨のようなつっかえ棒の

ほうが好きです。

これは、ギリシャ建築を理想とした

ル・コルビュジエと対比的です、それは

彼らの残した言葉からもうかがえます。

「建築とは、光の下に集められた

ヴォリュームの、知的で、正確で、そして

壮大な遊びである。」ル・コルビュジエ

「影は、古くさい建築家の筆のあそびだ。

現代の建築家は、今や、光によって

造形せよ、拡散する光、反射する光、

屈折する光...。

それは光自身のための光だ。

影は余分だ。」フランク・ロイド・ライト

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2005年7月11日 (月)

日本の伝統的インテリアその1

欧米のインテリアが、ソファーに

せよベッドにせよ据え置き型の

ものを基本とし、そこから人に見

せることに重きをおいているのに

対して。

日本のインテリアは、移動する

ことに重きをおいているのが

わかります。

代表的なのは、建具でこれは建物の

躯体を造る職人の大工とは別に

建具師という専門の職人がいます。

敷居と鴨居につくられた溝にそって

引き戸方式で動かすことができる

襖や障子、窓、雨戸、さらに雨戸

には戸袋という収納スペースまで

用意されてます。

日本では、窓というものは開けられる

ことが前提になっているらしく、

玄関の吹き抜けの上などにある、

開けられない窓のことを、

「はめ殺し窓」というそうです。

収納スペースといえば、日本家屋

には押入れという、お客さんが

たずねてきたときには、つごうの

悪いものをしまっておける

押入れと言う場所がありますよね。

さらには、お金持ちの家になると

蔵というものがあって、大事な物

はこの中にしまっておき、家人と

いえども主人の許可がなければ

やたらに入ることができない

場所がありますね。

このように、日本の伝統的な

インテリアは隠すことを前提に

成り立っているのではないで

しょうか。

最近はこの古い蔵を改装して

隠れ家的なお店ができていますが、

江戸川乱歩ではないのですが、

蔵というものには、独特の

エロティシズムがありますね。

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2005年7月 9日 (土)

ロビー邸

シカゴで、ライトといえば、彼の

代表作である『ロビー邸』でしょう。

写真でしか見たことがないですが、

落ち着いたたたずまいの素敵な

家ですね。

ぜひ内部の写真を見てみたい

ものです。

彼は、有機的建築(Organic

architecture)なる思想で設計をし、

日本で建てた旧帝国ホテルが

関東大震災でびくともしなかったのは、

有名な話ですね。

シカゴまで足をのばしたのなら、

ぜひペンシルバニアの『落水荘』を

訪れることをお勧めします。

以前テレビ番組で特集をしていたのを

見たのですが、感動しました。

なにしろ、家の中を川が流れて

いるのですから。

あとで、サイトを見ていて

わかったんですが、2002年に

修復がおこなわれていたんですね。

その様子は、こちらで見れます。

歴史的建造物を平気で壊して、

新しい建物をたてたがる、日本とは

えらい違いですね。

感心しました。

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